先日、マンチェスター・シティからエヴァートンへ移籍することが発表されたイングランド代表MFファビアン・デルフ。昨季の彼は怪我の影響もあり、公式戦20試合の出場にとどまった。現地では、彼が離脱している間に代役を務めたMFオレクサンドル・ジンチェンコが台頭したこともあり、デルフが半ば追い出される形でエヴァートンへ移籍したのではないかとの噂がある。
しかし、それはただの憶測に過ぎなかったようだ。英『Daily Mirror』によると、デルフ本人がこの噂を一蹴している。彼は自らの意思で移籍を決断したと強調し、次のように述べた。
「出て行けなんて言われなかったよ。残留することもできたんだ。彼らは僕に満足していた。そして、僕はそのスカッドの中で重要な役割を果たしていたよ。マンCでは素晴らしい4年間を過ごした。いくつもタイトルを獲得したし、良き友もできた。その時間を徹底的に楽しんださ。去るのは悲しかったけど、今は同時に楽しみもある。エヴァートンでは定期的に試合に出ないとね。マンCには4年間も在籍したし、去るには丁度いい時期だった。新たな挑戦を欲していたんだ。『もっとサッカーをしたい』、『常に試合に出たい』ってね。これは大きなチャレンジだよ」
今回の移籍をステップダウンと捉える人もいるかもしれない。しかし、デルフは新天地での挑戦を楽しみにしているようだ。
エヴァートンにとって、中盤からサイドバックまでこなすユーティリティ性を備えた彼は貴重な存在となるだろう。今夏シェフィールド・ユナイテッドへ移籍したフィル・シャギエルカに代わるリーダーとしても期待がかかる。はたして、この29歳はエヴァートンでどれほどの活躍を見せてくれるのか。開幕からフル回転といきたいところだ。
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