アルジェリア代表の優勝で幕を閉じたアフリカネーションズカップでは、さすがにマンチェスター・シティ所属のアルジェリア代表MFリヤド・マフレズや準優勝のセネガル代表FWサディオ・マネ(リヴァプール)らビッグクラブに所属する選手が話題の中心となっていた。
しかし、今大会で注目すべきは彼らスター選手だけではない。英『Daily Mirror』は、今大会でずば抜けたプレイを披露した選手が4人いると主張する。プレミアリーグでも十分に活躍できるとの視点から選ばれているのだが、この4人の若手は今後の動きに注目すべきだろう。
1.アダム・ウナス(アルジェリア代表/ナポリ/FW/22歳)
優勝したアルジェリアではマフレズが主役だが、抜群のスピードを誇ると評価されたウナスも忘れてはならない。今大会では得点王を獲得したナイジェリア代表FWオディオン・イガロ(5得点)に次ぐ3得点を記録。ワトフォードのスカウト陣が視察に訪れていたとの情報もあるようで、注目を集めている。ナポリではまだポジションを完全には確保できていないため、何か動きがあるかもしれない。
2.マフムード・ハッサン(エジプト代表/カスムパシャ/FW/24歳)
マフムード・ハッサンは昨年のロシアワールドカップにも出場しており、「トレセゲ」の呼び名で知られるアタッカーだ。残念ながらホスト国だったエジプトはベスト16で南アフリカ代表に敗れてしまったが、同メディアはリヴァプール所属のFWモハメド・サラー以上の評価をトレセゲに与えている。アトレティコ・マドリードFWジエゴ・コスタのようと表現されており、その馬力あるプレイにイングランドのアストン・ビラが関心を示しているという。
3.サミュエル・チュクウェゼ(ナイジェリア代表/ビジャレアル/FW/20歳)
チュクウェゼはナイジェリアのロッベンとも言われるレフティーのアタッカーで、ロッベンと同じく右サイドからの仕掛けが1つの武器だ。ビジャレアルでのパフォーマンスがすでに世界の注目を集めており、ナイジェリアの今後を引っ張っていくであろう選手の1人だ。イングランドからはエヴァートンやレスター・シティが関心を示しているようで、今後さらにビッグな存在へと育っていくはずだ。
4.イスマエル・ベナセル(アルジェリア代表/エンポリ/MF/21歳)
またもアルジェリア代表からの選出だ。ベナセルもマフレズ以上のキーマンと捉えられており、今大会のMVPに選ばれた。ボールコントロール、パス精度、豊富な運動量と現代のMFに欠かせぬ要素を兼ね備えていると同メディアも絶賛。今夏もミランが獲得に動いており、ビッグクラブで花開くのも時間の問題か。
彼らがアフリカサッカー界のNEXTスターへとなっていくのだろうか。特に大会を制したアルジェリアは2014年のブラジルワールドカップでもヴァイッド・ハリルホジッチ元日本代表監督の下でドイツ代表をあと一歩のところまで追い詰めるなど、面白い戦いを見せていた近年話題を集めるチームの1つだ。若い選手も育ってきており、2022カタールワールドカップを目指すアフリカの激しい予選の幕開けも楽しみだ。
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