あの”ベルギー戦”を思い出す…… なでしこ屈辱のW杯幕切れに世界のファンは

敗戦に涙を流す熊谷 photo/Getty Images

日本の同点弾は大会ベストゴール候補と絶賛も

25日に女子ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でオランダ代表と対戦したなでしこジャパンは、惜しくも1-2で敗れてしまった。

長谷川唯のゴールで同点に追いついてからは、なでしこジャパンの方が決定機と呼べるシーンは多かった。それでも、2点目が奪えなかった。長谷川のゴールは実に日本らしい崩しで、英『BBC』は「今大会ベストゴールの1つでは?」と称賛。さらに『beIN Sport』も「美しいチームワークゴール」と紹介している。

後半にはポストを直撃するシュートもあったのだが、最後に決め切ることができなかった。そして試合終了間際、オランダのシュートがDF熊谷紗希の腕に当たったとの判定でPKがオランダに与えられ、これが決勝点となってしまった。
確かにシュートは腕に当たっていたようにも思えるが、今回の女子ワールドカップは何かと微妙な判定が話題を呼んでいる。FIFAはこの試合のハイライト映像を紹介しているが、そこにもハンドの判定が微妙なものだったとのコメントが目立つ。

「腕は体に近い位置にあったし、ハンドはジョーク。日本は良い戦いをしていた」

「今大会は女子PK大会と呼ぶべき」

「男子の日本VSベルギー思い出す。素晴らしいプレイをしていたのに、日本は終盤の失点で両試合とも苦しい思いをしている」

昨夏のロシアワールドカップでは、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で後半アディショナルタイムにカウンターから失点を許して敗北。なでしこジャパンも終盤の失点で大会から姿を消すことになった。男女ともに悔しい負け方となってしまい、次回のワールドカップでは揃ってのリベンジに期待したい。

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