挫折からの立ち直り図るブラジル代表MF 「何が起こるかわからない」

自身のこれからについて言及したコウチーニョ photo/Getty Images

「メディアの情報の多くは真実じゃない」

2018年冬にリヴァプールからクラブ史上最高額でバルセロナに加入したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ。しかし、昨季は期待されたようなパフォーマンスを披露することができず、今季も公式戦54試合で11ゴールと不本意な結果に終わった。

これを受けて、同選手には批判が集まっており今夏でのバルセロナ退団が噂されている。現在、移籍先候補にはマンチェスター・ユナイテッドや古巣のリヴァプールなどの名前も挙がっているが、本人にもその未来は予測不可能のようだ。英『The Sun』によると、コウチーニョは28日に行われるコパ・アメリカ準々決勝のパラグアイ戦を前に、自身の去就について次のように語った。

「僕はバルセロナと契約を結んでいる。このクラブで成功したいと常に思っているけど、今はブラジル代表での戦いに集中しているんだ。バルサとの将来に関しては何が起こるかわからないよ。メディアの情報の多くは真実じゃない。本当に何が起きるかわからないんだ。それが真実さ。正直に言ってしまえば、今季は良いシーズンではなかったね。僕が望んだようにはいかなかった。だけど、もっと大きく成長するための教訓としてそれが自分の役に立つことを願っているよ」
コウチーニョは努めて冷静に振る舞っている。バルセロナではつらい時間を過ごしているが、自身のパフォーマンスを冷静に分析する姿勢はさすがと言えよう。

自身の去就が未確定なまま母国開催のコパ・アメリカに臨んでいるコウチーニョ。クラブでは活躍できていない彼だが、代表ではのびのびとプレイしているようにも見受けられる。はたして、この27歳はセレソンを優勝へと導けるか。今大会で結果を出せば、おのずとその評価も上がってくるはずだ。

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