元スペイン代表DFが母国復帰間近 メディカルチェックを済ませる

スペイン復帰が間近に迫っているアルビオル photo/Getty Images

かつてはレアルでもプレイ

過去にレアル・マドリードやスペイン代表で活躍したセンターバックが7シーズンぶりに母国へ復帰することが濃厚なようだ。ナポリに所属するDFラウール・アルビオルのビジャレアル移籍が間近に迫っているという。

現在33歳のアルビオルはバレンシアの下部組織出身。2004年にトップチームへ昇格すると、ディフェンスリーダーとして頭角を現す。その活躍が認められ、2009年にはレアル・マドリードへと移籍。欧州屈指のビッグクラブでも空中戦の強さやカバーリング能力の高さを活かし、“白い巨人”を最終ラインに君臨した。2013年にナポリへと渡った後もその守備能力にさらに磨きをかけ、同クラブで通算236試合に出場している。

伊『calciomercato』によると、ビジャレアルがアルビオル獲得に費やす移籍金は400~600万ユーロ(約4億9000万~7億3000万円)程度とのこと。高齢ということもあるが、百戦錬磨のセンターバックをこれだけ安価に獲得できるチャンスはめったにないだろう。同メディアは、アルビオルがメディカルチェックをすでに済ませていることも伝えている。
ビジャレアルにとってはおいしい補強だが、ナポリにとっては痛い放出かもしれない。最終ラインには“世界最高級DF”との呼び声も高いカリドゥ・クリバリがいるものの、その相方は今季主にアルビオルが務めていた。代役としてローマのコスタス・マノラスを獲得するとの噂もあるが、彼は今夏移籍市場における人気銘柄だ。マノラス確保に失敗すれば厳しい状況に立たされる可能性もあるだろう。

はたして、ナポリはこのベテランDFの穴をどのようにして埋めるのか。33歳の母国復帰は意外にも、古巣に大きなダメージを与えることとなるかもしれない。

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