今季は失意のシーズンとなってしまったマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグ6位フィニッシュという結果には、多くのサポーターが不満を持っていることだろう。イングランドの覇権を奪回するためにも、オーレ・グンナー・スールシャール監督はチームの改革を迫られている。
しかし、改革と一口の言っても様々なものがある。まず頭に浮かぶのは補強だが、チャンピオンズリーグ出場を逃した今、他クラブの主力クラスを引き抜くことは難しいかもしれない。となると、次に候補となるのは現有戦力の底上げだ。中でも出場機会を与えることで急成長が見込める若手はプロジェクトの肝となってくることだろう。
では、現在マンUに在籍しているヤングスターのうち、来季のブレイクが期待される選手は誰か。英『sportskeeda』は3名を厳選している。
・スコット・マクトミネイ(MF/22歳)
193cmと恵まれたサイズを誇る大型MF。アンデル・エレーラが退団し、ポール・ポグバに移籍の噂が付きまとう中、来季この22歳がチャンスをつかむ可能性は高い。試合には敗れたが、CL準々決勝のバルセロナ戦でマクトミネイが披露した闘志溢れるプレイは高評価を得ていた。数年後には絶対的な存在として、中盤に君臨しているかもしれない。
・ディーン・ヘンダーソン(GK/22歳)
退団が噂されるデ・ヘアの後継者として期待される22歳。今季レンタル移籍したシェフィールドでは、その高いシュートセーブ能力を披露し46試合の出場でクリーンシートを21回達成。チームのプレミア昇格に多大な貢献を果たした。セルヒオ・ロメロが正守護神に昇格する可能性もあるが、長期的に見るとこの22歳にゴールマウスを任せるべきか。まずはプレミアのシュートに慣れたいところだ。
・タヒス・チョン(FW/19歳)
今季プレミアデビューを飾った新進気鋭のウインガー。強さ、スピード、卓越したセンスを兼ね備える。派手なアフロが目を引くチョンだが、そのプレイも豪快。2016年のFAユースカップ・サウサンプトン戦で見せたゴールは、現地で「まるでルーニーのようだ」と話題になった。アレクシス・サンチェスなどがうまくフィットしなかったウイングの位置で、来季輝きを放つのはこの男か。
強力なチームを作り上げるためには若い力が必要不可欠。はたして、この3人はマンUを救う救世主となれるのだろうか。2019-20シーズン、ヤングスターからスーパースターへと変身を遂げてほしいところだ。
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