放出候補となるのは……
エデン・アザール、ルカ・ヨビッチを獲得するなど積極的な動きを見せているレアル・マドリードだが、獲得ばかりしているわけにもいかない。これからは余剰人員の放出というミッションが待っている。
スペイン『as』は、ここから計12選手を放出することになると伝えている。GKではケイロル・ナバスの立場が微妙なものとなっており、年齢を考えると手放してもいい頃だ。
最終ラインではセンターバックにエデル・ミリトンが加わるため、ヘスス・バジェホかナチョ・フェルナンデスのどちらかがクラブを離れると予想されている。左サイドバックはフェルランド・メンディ獲得で人員が増えており、構想に入っていないテオ・エルナンデスは放出、セルヒオ・レギロンはレンタル移籍の選択肢がある。
中盤ではチェルシーにレンタル移籍しているマテオ・コバチッチ、U-21スペイン代表でプレイするダニ・セバージョスが指揮官ジネディーヌ・ジダンの構想に入れていない。またマルコス・ジョレンテにはライバルクラブであるアトレティコ・マドリード移籍案が浮上している。
さらにバイエルンにレンタル移籍していたハメス・ロドリゲスもジダンの構想からは外れており、ナポリやユヴェントスなどセリエA行きが噂されている。
前線はもう少し複雑だ。問題となっているのはウイングプレイヤーが増えすぎていることで、アザール、サントスから合流するロドリゴ・ゴエスで計8人のウイングプレイヤーを抱えることになる。
この2人の他にはヴィニシウス・ジュニオール、ブラヒム・ディアス、ガレス・ベイル、ルーカス・バスケス、マルコ・アセンシオ、フィテッセにレンタル移籍していたマルティン・ウーデゴーも忘れてはならない。
ベイルが構想外なのは明らかで、ブラヒムとバスケスに関してはクラブとジダンの間で意見がまとまっていないという。アセンシオもプレイタイムが確保できない場合は移籍を検討する必要があり、今夏に大きな動きが起こるかもしれない。
果たしてレアルはスムーズに余剰人員を放出できるのか。構想外となっている選手も実力者なだけに、放出の面でも注目を集めることになりそうだ。