コパ・アメリカも3日目となり、スケジュールはグループCに移行。優勝候補の一角であるウルグアイは、エクアドルと激突した。
開始からペースを握り、サイドからチャンスを作るのはウルグアイ。6分にさっそく結果が表れる。右サイドで入れ替わったスアレスが浮き球のクロスをマイナス気味に入れると、逆サイドからゴール前に入ってきたロデイロがコントロール。グラウンダーのシュートを右隅に沈め、ウルグアイが先制点を挙げる。
ゲームは次第に肉弾戦の様相を呈し、ファウルが目立つようになっていく。左サイドではキンテロスとロデイロが空中で衝突し、キンテロスの肘が当たったことでロデイロが出血。キンテロスにはイエローカードが提示されたが、レフェリーがVARでプレイをチェックすると判定が変更。レッドカードとなり、キンテロスは24分にピッチを去った。
1人少なくなったエクアドルを、ウルグアイは攻め立てる。33分にはコーナーキックの流れから、ゴディンが頭で折り返した浮き球をカバーニが豪快にジャンピングボレーで突き刺し、2点目を挙げることに成功する。カバーニはこれがコパ・アメリカ初ゴールとなった。
44分にもコーナーキックから、こぼれ球にスアレスが詰めて追加点。ウルグアイは前半だけで3点を挙げ、ハーフタイムとなる。
後半開始早々にもコーナーキックからカバーニが押し込んでネットを揺らすが、これはオフサイド。しかし1人多いウルグアイの優勢は、やはり変わらない。随所でコパ・アメリカらしい激しいマッチアップを繰り広げるものの、むしろゲームの展開は落ち着き、ウルグアイはエクアドルにチャンスを作らせないまま時間を使っていく。
64分にペレイロ、75分にトレイラとフレッシュな選手を投入し、ゲームをクローズさせにいくウルグアイ。78分にはペレイロの折り返しがミナに当たり、そのままゴールネットを揺らす。VARチェックの結果ミナのオウンゴールとなり、これが決定的な4点目に。
結局、キンテロスの荒いプレイが仇となったエクアドルは、自らゲームを難しくしてしまい自滅。ウルグアイははっきりした決定機を一度も作らせないまま、初戦を圧勝で終えた。
[メンバー]
ウルグアイ:ムスレラ、ラクサール、ゴディン、ヒメネス、カセレス、ベシーノ(→バルベルデ 81)、ベンタンクール、ロデイロ(→トレイラ 75)、ナンデス(→ペレイロ 64)、スアレス、カバーニ
エクアドル:ドミンゲス、カイセド、ミナ、アチリエル、キンテロス(→退場 23)、イントリアゴ、メナ(→ベラスコ 30)、オレフエラ、プレシアード(→ロマリオ・イバーラ 46)、アントニオ・バレンシア、エネル・バレンシア
[スコア]
ウルグアイ 4-0 エクアドル
[得点者]
ウルグアイ:ロデイロ(6)、カバーニ(33)、スアレス(44)、ミナ(78、OG)