補強で待ち切れぬ新シーズン
ドルトムントは、今季の戦力でも王者バイエルンを追い詰めることができた。となれば、今夏に加えたトルガン・アザール、ユリアン・ブラント、ニコ・シュルツらがいればさらなる好成績を望めるのではないか。こう考えるのは自然だろう。
バイエルンも補強には動いているが、ドルトムントも今夏の動きは素早かった。覇権奪回へ並々ならぬ思いがあるはずで、サポーターも来季のスタートに期待をかけているはずだ。
独『Bild』によると、MFアクセル・ヴィツェルも来季への自信を口にする。今季の戦いが若手にとって大きな経験となり、それを来季に活かせると前向きに考えているからだ。今季成長した若手と新戦力が融合すれば、来季のドルトムントは面白いチームとなるはずだ。
「僕たちはブラント、アザール、シュルツを加えて強くなっている。ブラントとはレヴァークーゼンで対戦したけど、ハードだったよ。トルガンの加入も嬉しい。彼は良くなる一方だし、彼らの補強は良いものだ。昨季の僕たちは後半戦であまりに多くのポイントを落としてしまった。だけど、僕たちは若いチームだ。素晴らしいシーズンだったし、ポジティブな経験となったよ。今はその経験から学ばないといけない。来季はさらに良いシーズンとしたい。リーグもカップも獲れる。全てが可能なんだ」
今季は後半戦に失速してしまったが、新シーズンはブラントやアザールの攻撃力を加えて最後までエンジン全開で駆け抜けたい。来季こそは期待をかけてもいいはずだ。