苦戦する才能・コウチーニョはどこへ行く 欲しがるクラブはあるか

ブラジル代表のコウチーニョ photo/Getty Images

スペイン紙が候補地をリストアップ

コパ・アメリカ2019の初戦となったボリビア戦で2得点を挙げたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、ネイマール不在となった今大会のチームを引っ張るキーマンだ。トップレベルのパフォーマンスが求められているわけだが、代表とクラブでは立ち位置が大きく異なる。所属するバルセロナではスタメンを確保できない状態が続いており、今夏には売却される可能性が頻繁に噂されている。

問題は、コウチーニョを欲しがるクラブがどれだけあるのかということだ。スペイン『MARCA』が移籍先候補をいくつかリストアップしているが、コウチーニョを絶対に必要としているクラブはあまり多くない。

例えば古巣リヴァプールだが、同メディアはノーチャンスと切り捨てている。サポーターとコウチーニョの関係も気になるところだが、リヴァプールは攻撃的MFよりも別のポジションの補強へ動くのではないかと予想している。
エデン・アザールを失ったチェルシーは興味深い行き先となるが、こちらはFIFAから受けている補強禁止処分が気にかかる。マンチェスター・シティも同メディアは候補に挙げているが、こちらはライバルが多すぎる。中盤にもウイングにも即戦力が揃っており、わざわざ大物を獲得する必要がない。

残された選択肢はパリ・サンジェルマンだ。今後の動きは分からないが、ネイマールが留まればコウチーニョとのブラジルコンビが完成する。同メディアは最も可能性がある選択肢と考えているようだ。

来季がスタートする時コウチーニョはどこにいるのだろうか。能力は間違いないだけに、実力を最大限引き出せるクラブでプレイしたいところだ。

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