王座奪還を目指すなでしこ、終始試合を支配も…… W杯はドロー発進

最後までゴールを決めきることができなかったなでしこジャパン photo/Getty Images

60%を超えるポゼッション率も

なでしこジャパンは10日、FIFA女子ワールドカップ フランス 2019のグループステージ第1節でアルゼンチン代表と対戦した。

なでしこジャパンは立ち上がりからボールを支配し、試合の主導権を握るも、人数をかけて守るアルゼンチンを崩すことができず、攻撃陣はなかなかチャンスを作ることができない。一方、キャプテンの熊谷紗希を中心としたDF陣は、シンプルに前線へボールを当ててくるアルゼンチンに対して安定した守備を披露。そのため、前半をスコアレスで折り返している。

後半に入ると、49分に横山久美がインパクトのあるミドルシュートでゴールを狙うも相手GKが阻止。こぼれ球に菅澤が詰め、左足でシュートを放つも、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。さらに56分には、右サイドをオーバーラップして深い位置まで走り込んだ清水梨紗の折り返しを杉田妃和がスルーし、中央の長谷川唯が左足で合わせるもミートしきれず、シュートはゴール左へ外れて先制点とはならなかった。
なかなかゴールを奪えない状況が続き、高倉麻子監督は57分に横山に代えて経験豊富な岩渕真奈を、74分にMFの中島依美に代えてFWの遠藤純を投入。攻撃に変化を加えるが、最後までゴールを奪うことができず、0-0のまま試合終了のホイッスル。王座奪還を目指すなでしこジャパンは、アルゼンチンを相手に60%を超えるポゼッション率を記録するも、ドロー発進することとなった。

[スコア]
日本代表 0-0 アルゼンチン代表

[スターティングメンバー]
日本代表:山下、清水、南、熊谷、鮫島、中島(→遠藤 74)、三浦、杉田、長谷川、菅澤(→宝田 90)、横山(→岩渕 57)

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