新たな”カルテット・マジコ”誕生!? C・ロナウド支える若き三銃士

EURO2020が楽しみなポルトガル代表 photo/Getty Images

英メディアが注目するポルトガル代表の4人

2006年ドイツワールドカップでは日本代表も対戦したが、当時のブラジル代表にはカルテット・マジコ(魔法の4人組)と呼ばれるユニットが存在した。ロナウジーニョ、カカー、アドリアーノ、ロナウドの4人で構成される前線には圧倒的な破壊力があり、ベンチには当時22歳だったロビーニョも控えていた。

全くタイプは異なるものの、今その魔法の4人組に近いユニットが誕生しようとしている。英『Squawka』がそのように注目しているのだが、その4人とはポルトガル代表のジョアン・フェリックス、ベルナルド・シウバ、ブルーノ・フェルナンデス、そしてクリスティアーノ・ロナウドのことだ。

ブラジルが抱えていた4人に比べるとやや地味に映るかもしれないが、この4人に対する同メディアの評価は高い。ロナウドの破壊力は説明不要だが、マンチェスター・シティのベルナルド・シウバも今季はチームのMVPと言っていいほどの働きを見せた。ワールドクラスのMFと言って問題ないだろう。
スポルティング・リスボンでプレイするフェルナンデスは大量得点を奪えるMFとして注目を集めており、今夏にはステップアップする可能性が高いと言われている。ポルトガルの国内リーグでは20得点13アシストを記録しており、ゴールに絡む能力はすこぶる高い。

最後にベンフィカで売り出し中のフェリックスだが、19歳の同選手も今季は国内リーグで15得点7アシストと抜群の働きを見せた。フェリックスも今夏のステップアップが噂されており、EURO2020までにもっと成長できるだろう。

この4人は固定されたポジションで動くわけではなく、自由にポジションを動かしながらチャンスを生み出していく。そこは当時のブラジルとは違う点だが、同メディアはそこもポルトガルが誇るカルテット・マジコの強みと分析している。

このユニットはEURO2020で爆発する可能性があり、ロナウドは年齢的に次のEUROが代表の集大成になるかもしれない。ただしロナウドが去ったとしても、残りの3人はまだまだ若い。未来へ繋げるユニットとしても同メディアは注目しているわけだ。果たしてポルトガル代表でこの4人が対戦相手の脅威となっていくのか、若手が伸びてきたポルトガルの新たな攻撃スタイルは注目だ。

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