感動のPSG戦は何だったのか あれからのマンUの成績が酷すぎた

肩を落とすマンUの選手たち photo/Getty Images

スールシャールの魔法は解けた?

オーレ・グンナー・スールシャールの下でマンチェスター・ユナイテッドは再生する。3月6日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでパリ・サンジェルマンを撃破した時、多くのサポーターはそう確信したのではないだろうか。ラッキーもあったが、スールシャールにはミラクルを呼ぶ何か特別な力があるように感じられた。

しかし、魔法はあっさりと解けてしまったのかもしれない。英『GIVE ME SPORTS』が問題視したのはパリ・サンジェルマン戦2ndレグを迎える前までの成績と、2ndレグが終わってからの成績の差だ。

2ndレグを迎えるまで、マンUはスールシャールの下で16戦13勝2分1敗と見事な成績を収めていた。チームの戦い方も攻撃的になり、この頃にはパリ・サンジェルマンとも互角にやり合えるのではないかとの空気も漂ってきた。
では、パリ・サンジェルマン戦2ndレグが終わってからはどうなのか。その成績は悲惨なもので、11戦2勝2分7敗と急ブレーキがかかってしまった。チャンピオンズリーグでバルセロナに敗れたのは実力的に仕方ないとしても、リーグ戦で躓き続けたのは痛かった。

5日には降格が決定しているハダースフィールド相手に1-1で引き分けてしまい、トップ4入りの夢は絶たれてしまった。スールシャール体制で成長できると確信していたタイミングだっただけに、来季もこのペースが続くとなれば大問題だ。今夏には補強へ動くはずだが、改めてチームのスタイルを考え直す必要がありそうだ。

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