ポグバの加入がレアルの方向性を左右する? クラブOBは獲得に否定的

ポグバは今季13得点も守備の不安定さが垣間見える photo/Getty Images

最強の矛にもなりうるが……

今季チャンピオンズリーグをベスト16で敗退し、リーグ戦も首位バルセロナに18ポイントもの差をつけられ苦しいシーズンを送ったレアル・マドリード。これをうけて、ジネディーヌ・ジダン監督は来季チームを作り直すことを宣言。そのための主なターゲットとしてチェルシーのFWエデン・アザールやマンチェスター・ユナイテッドのMFポール・ポグバなどが浮上している状況だ。そんな中、レアルOBがポグバ加入に関して口を開いた。

その人物とはかつて同クラブで110試合に出場し、52ゴールを挙げたホルヘ・バルダーノ氏。英『The Sun』によると、同氏はポグバの得点力を認めつつも獲得には疑問を抱いている旨の発言をしている。

「ポグバはレアルにそこまで多くのものはもたらさないだろうが、ゴールは決めるだろう。彼はレアルのセンターMFの誰よりもゴールスコアラーだからね」

現地では先日、ポグバがレアルと個人合意に至ったとの報道がなされた。だが、バルダーノ氏は獲得に否定的な意見を持っているようだ。実際、レアルは今季リーグ戦でバルセロナに次ぐ2位の得点数を記録した一方で、失点数はヘタフェやバレンシアにも劣る数字だ。この現状で、守備に戻らないことが多いポグバ獲得に同氏が疑問を抱くのも無理はないだろう。

とはいえ、ポグバは今季リーグ戦に33試合出場し13得点をマークしている。これはレアルの中盤におけるトップスコアラーのMFルカ・モドリッチとMFイスコが記録した3得点を大きく上回る。バルダーノ氏も認めたように、彼が加入となればレアルの攻撃力は確実にアップするはずだ。

来季ジダンは堅実なチームを作るのか、それとも圧倒的な攻撃力で相手をねじ伏せるチームを作るのか。ポグバを獲得するか否かで方向性が見えてくることになりそうだ。

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