どうしたんだデ・ヘア…… データで今季の低調ぶりが明らかに

昨季に比べて今季はミスが目立つデ・ヘア photo/Getty Images

ミスが目立つ今季のパフォーマンス

マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアはどうしてしまったのか。今季の低調なパフォーマンスでその評価は下落している。

現地時間24日に行われたマンチェスターダービー。デ・ヘアはマンCのFWレロイ・サネが放ったコースの甘いシュートをブロックしきれず痛恨の失点を喫した。強烈なシュートではあったものの、昨年までの彼ならばこれを防げていたのではと思った人も多いはずだ。加えて、彼はCL準決勝バルセロナ戦でもFWリオネル・メッシの放ったシュートをキャッチミスし2点目を献上。昨季は信頼のおける鉄壁の守護神だっただけに、この変わりようは誰もが驚いていることだろう。英『The Sun』も同じようで、デ・ヘアの昨季と今季のスタッツを比較している。

まずは失点数だが、昨季の28点に対して今季はすでに50点とその差は実に22点。残りの3試合すべてで複数得点を許せば昨季の倍となってしまう数字だ。その中でもペナルティエリア外から放たれたシュートに対しては8失点。昨季の3失点に比べて大幅に増加している。さらにクリーンシート達成数が18試合から7試合に減少。セーブ率が80%から70%に下落していることも紹介された。昨季が素晴らしかったこともあるが、このデータを見るかぎり今季の低調さは深刻だ。
現在、デ・ヘアには今夏レアル・マドリードへ移籍するのではないかとの噂がある。レアルがGKティボー・クルトワのパフォーマンスに満足していないためとされるが、正直なところ今のデ・ヘアを連れてきたところで状況は変わらないだろう。

今季は度重なるミスが目立ったデ・ヘアだが、過去の実績を見れば彼が素晴らしいGKであることは間違いない。来季は本来の姿を取り戻し、ビッグセーブを連発したいところだ。

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