話題はW杯のスーパーボレーばかり
昨年行われたロシアワールドカップでは数多くのビューティフルゴールが生まれたが、FIFAの選ぶ大会ベストゴールに選ばれたのはシュッツトガルトに所属するフランス代表DFベンジャミン・パヴァールがアルゼンチン代表戦で決めたスーパーボレーシュートだった。このゴールを記憶している人は多いだろう。
ただ、パヴァールはあくまでDFの選手だ。フランス代表では右サイドバックとして出場していたが、センターバックもこなす守備的な選手と言える。そんなパヴァールは来季よりバイエルンでプレイすることが決まっている。ブンデスリーガ公式によると、パヴァールはワールドカップでのボレーシュートで注目を集めたことも悪い気はしないようだが、自分の守備を見てほしいと語っている。
「僕はあのシュート1本でバイエルンとサインしたわけではない。バイエルンが僕を獲得したのは僕がブンデスリーガ最高のDFの1人だからさ。守備面でも僕は強いし、テクニックだってある。僕は自信たっぷりだし、タイトルに飢えている。ワールドカップを制してから僕のモチベーションはより大きくなったんだ。僕にとってはバイエルンだけだった。その他のクラブに行くつもりはなかったよ。バイエルンにNoとは言えない。彼らはドイツ最大のクラブであり、常に多くのタイトルを獲得しているからね」
バイエルンの最終ラインは世代交代が求められている。23歳のパヴァールは長期的にバイエルンの守備を支えることが期待されており、来季は自身の守備力がチャンピオンズリーグなど大舞台でも通用するかを試す機会となりそうだ。