森脇を絶賛する槙野「野次は彼の大好物」 ブーイングを跳ね除け劇的同点弾 

ラストワンプレイで劇的同点弾を決めた森脇 photo/Getty Images

「相手サポーターに礼をする律儀な男」

浦和レッズは30日、明治安田生命J1リーグ第5節でFC東京とホームで対戦し、1-1のドローで試合を終えた。

4万人近いファンが試合を見守る中、両チームともになかなかゴールを奪えずに緊迫した状態が続き、ただただ時間だけが過ぎていく。しかし75分、久保建英を起点とするカウンターからディエゴ・オリヴェイラがヘディングでネットを揺らし、FC東京が先制に成功する。このままFC東京が勝利するかと思われたが、後半アディショナルタイムのラストワンプレイで森脇良太がチームの窮地を救った。途中出場した山中亮輔のグラウンダーの左クロスを合わせ、劇的同点弾を決めたのだ。

試合後、インタビューに応じた同選手は「狙っていた。心の中で『頼む、ボールをくれ!』と5回くらい叫んだ。その思いがヤマ(山中 亮輔)に伝わったのかな。目も合っていたように思う。素晴らしいボールが来たので、気持ちを込めて、優しく打とうと思った。決まって良かった。でも、勝てていない。次は勝利につながるゴールを決めたい」とコメント。Jリーグの公式サイトが伝えている。
また、チームメイトの日本代表DF槙野智章も、サンフレッチェ広島時代からの先輩である森脇を絶賛。試合後に自身の公式Twitterを更新すると、「森脇君ナイスゴール! FC東京のサポーターはずっと彼にブーイングしていた。そういう声や野次を彼は大好物だと言う事は知らなかったみたいですね。昨年は怪我で苦しんで悩んでる姿を近くで見てたから、今日のゴールは俺も嬉しかったな。試合後もこうやって相手サポーターに礼をする律儀な男ですよ」と綴っている。

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