「ノイアーを笑い者にした」 スピードだけじゃないマネの超絶テクニック

ノイアーをかわしてシュートを放つマネ photo/Getty Images

冷静にターンしてから左足フィニッシュ

13日に行われたバイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでも、リヴァプールFWモハメド・サラーにゴールは生まれなかった。しかし、今のリヴァプールはFWサディオ・マネが絶好調だ。

このゲームでは2得点を決めたが、見事だったのは前半26分に決めた1点目だ。ロングボールに抜け出し、飛び出してきたGKマヌエル・ノイアーを冷静にかわして左足でフィニッシュ。ロングボールをトラップしたボールが少し流れたように思えたが、あそこで中へ強引に切り込むのではなく外側へターンして左足シュートまでのアイディアを思いついたのは見事と言うしかない。

英『Daily Mail』によると、セルティックやチェルシーでプレイした経験を持つ解説のクリス・サットン氏もスピードだけが武器ではないことを示したと称賛する。
「マネの1点目は本当にスペシャルだった。ファーストタッチが全てだったね。彼はノイアーを笑い者にしたんだ。ボールを受けた時、バイエルンのDFたちもいた。多くの選手はあの場面で急ぐだろうが、マネは時間があることに気づき、浮かせたシュートでネットを揺らした。難しいフィニッシュだったよ。誰もがマネの速さを知っているけど、このゴールはスピード以上のものを見せた。彼は全てのタイプのゴールを決めるし、リヴァプールがサラー頼みではないことを証明している」

サラーは後半に見事なクロスでマネのヘディングゴールをアシストしたが、ここ6試合は得点がない。今回のバイエルン戦でも得点が欲しかったのか、やや強引に自分で狙いに行こうとする場面も見られた。とはいえサラーにもいつかは当たりが戻るはずで、マネとサラーが乗ってくればリヴァプールは強い。昨季はフィルミーノを含めた3トップが決勝トーナメントで猛威を振るったが、今季も大爆発の予感が漂っている。

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