レアルの”若手路線”は続く 獲得した選手の平均年齢がどんどん下がっていた

先日レアルが獲得したブラヒム・ディアス  photo/Getty Images

先日も19歳のディアス獲得

クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲスなどワールドクラスの選手を大金で引き抜くやり方こそレアル・マドリードらしさだったのだが、近年はその流れが変わりつつある。先日はマンチェスター・シティから19歳MFブラヒム・ディアスを獲得したように、最近は若手の獲得が目立つ。

すでにトップチームで出番を得ている18歳のブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオール、獲得が内定しているサントス所属の18歳FWロドリゴ・ゴエスなどはその象徴とも言える存在で、若手を育成していく路線を強めている。

スペイン『as』もその変化を取り上げているが、近年のレアルは獲得する選手の平均年齢が下がってきている。フロレンティーノ・ペレス会長が再選した2009-10シーズンに獲得した選手の平均年齢は24歳、2010-11シーズンは23.71歳、2012-13シーズンは28.66歳だった。それが2016-17シーズンと続く2017-18シーズンは19.5歳となり、今季も21歳になっている。
問題はここからだろう。ディアス、ヴィニシウスらがトップチームでどこまで出番を確保し、成長できるのかだ。トップレベルの選手と評価されるようになるまでは少しばかり辛抱が必要だろう。常に勝利が求められるレアルにおいて若手育成とタイトル獲得の両方を達成するのは難しい。これまでは若手がトップチームに割って入るのは困難だったが、ペレス会長は若手重視の補強策からどのようなチーム構成を描いているのだろうか。

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