“ベイル2世”はいつ輝く? 21歳ながら崖っぷちのFWが勝負の移籍へ

WBAでプレイしていたバーク photo/Getty Images

まだ才能開花せず

後継者、二世と呼ばれた選手が苦戦するのはよくあるケースだが、スコットランドにガレス・ベイル2世と騒がれて苦戦している若手がいる。21歳のFWオリバー・バークだ。知らないという人もいるだろうが、バークのキャリアはスコットランド人選手としてはなかなかに派手だ。

まずはノッティンガム・フォレストのアカデミーを経てトップチームでデビューし、2016年にはドイツのライプツィヒに引き抜かれた。ライプツィヒといえば優れた若手が集まっているクラブだが、そこに目をつけられたのだ。しかもライプツィヒが当時10代だったバークに支払った移籍金は1300万ポンドとされており、これはスコットランド人選手としては最高の記録だった。

しかしライプツィヒでは結果を残すことができず、1年後にプレミアリーグのWBAに移籍。ところが移籍金は1500万ポンド支払われており、自身で作った記録を塗り替えることになった。いかにバークが期待を背負っていたかが分かるだろう。
そのバークは、今月5日にWBAからスコットランド王者セルティックにレンタル移籍することになった。まだバークは21歳と若い選手だが、英『Daily Record』はそろそろベイル2世の名前がふさわしいかを示す時と考えているようだ。WBAでも満足な結果は出せていないため、ベイル2世の名前だけが売れてしまった格好となっている。

「高さ、強さ、スピード、技術。これらをバークは持っていた。今も持っているだろう。だが、過去数年これは活かされていない。バークは自身のクオリティを示す必要があり、セルティック行きは大きなチャンスだ」

同メディアはこのように伝えており、ベイル2世の覚醒に期待している。バークとしてもそろそろ目立った結果が欲しいところだろう。188cmと上背がありながらもスピードとテクニックを備えていることからベイル2世と呼ばれ始めたのだが、この異名が正しかったのかセルティックで証明することが求められている。

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