タイトル無くともトッテナムは強い 国内カップよりトップ4狙いの理由

トッテナムを指揮するポチェッティーノ photo/Getty Images

ポチェッティーノは一貫性を重視

トッテナムは毎シーズンのようにトップ4争いへ絡めるチームになったが、以前から指摘されている通りタイトルが不足している。国内のカップ戦制覇もなく、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノにはトロフィーが足りていないのだ。

しかし、ポチェッティーノは国内カップ戦を制するよりも大事なことがあると考えている。英『Daily Mail』によると、ポチェッティーノはカラバオ杯やFA杯のことを軽く扱っているわけではない。しかしタイトルよりも大事なプロジェクトがあると語っており、タイトルだけを追い求めているわけではないことをアピールしている。

「カラバオ杯を制し、リーグ戦で中位に留まっていたとしたら、私は数年前に解任されていただろう。たとえカラバオ杯やFA杯を数回制覇していたとしても、過去3シーズンのような順位でリーグ戦をフィニッシュできなければ会長が新しい契約をくれるかは分からないよ。みんなトロフィーを求めるものだ。それは成功を意味するからね。しかし我々のプロジェクトは異なる。トロフィーのみに集中するよりも大きなことがあるんだ。これはカラバオ杯やFA杯を狙わないという意味ではない。もちろんタイトルは欲しいが、それがトッテナムを異なるレベルに引き上げることにはならない」
プレミアリーグ制覇に毎シーズン挑戦できる順位にいる一貫性こそポチェッティーノが求めているものだ。タイトルは不足しているかもしれないが、ポチェッティーノのおかげでトッテナムには一貫性が生まれている。国内カップ戦のタイトルはあわよくばとの気持ちなのだろう。サポーターはタイトルが無くとも現状にある程度満足しているはずだ。

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