宇賀神の豪快な一撃で仙台を撃破 浦和、7度目の天皇杯&ACL出場権獲得

決勝ゴールを決めた宇賀神。ガッツポーズを決める photo/Getty Images

12大会ぶり7度目の優勝

9日に天皇杯の決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、同大会のタイトルとAFCアジアチャンピオンズリーグ出場権の最終枠をかけて、浦和レッズとベガルタ仙台が激突した。

試合は、序盤から積極的にプレッシャーをかける仙台がペースを握ったかと思われた。しかし、スコアを動かしたのは浦和だった。13分、右CKを得ると、ショートコーナーからクロスを入れる。一度は相手DFに跳ね返されるも、ペナルティエリア手前でこぼれ玉を拾った宇賀神が右足一閃。思い切ってダイレクトで狙ったシュートはゴール左隅に突き刺さり、浦和が先制に成功した。

この先制点で試合の流れを引き寄せた浦和は、その後もカウンターやクロスから追加点を狙いに行くが、なかなか奪えない。一方、同点ゴールを狙う仙台はワントップのジャーメイン良を起点に攻撃を仕掛けるが、相手の徹底マークに苦戦を強いられ、シュートまで持ち込むことができず。再びスコアが動くことはなく、浦和が前半を1点リードして折り返した。
後半に入ると、序盤は浦和ペースとなるも、あとがない仙台が67分に2枚替えを行い、終盤にかけて反撃を試みる。DFの板倉滉を前線にあげるなどリスクを冒して攻め込むも、最後まで集中して堅守を維持した浦和の守備陣を攻略するには至らず。宇賀神の豪快な一撃により浦和が1-0で仙台を撃破し、12大会ぶり7度目の優勝を果たすとともに、来季のACL出場権を獲得した。

[スターティングメンバー]
浦和:西川周作、槙野智章、阿部勇樹、岩波拓也、宇賀神友弥、柏木陽介(→柴戸海 62)、長澤和輝、青木拓矢、橋岡大樹、武藤雄樹(→李忠成 84)、興梠慎三(→ズラタン 90+5)

仙台:シュミット・ダニエル、板倉滉、平岡康裕、大岩一貴、奥埜博亮、中野嘉大、古林将太(→関口訓充 67)、椎橋慧也(→矢島慎也 80)、石原直樹、野津田岳人、ジャーメイン良(→阿部拓馬 67)

[スコア]
浦和 1-0 仙台

[得点者]
浦和:宇賀神(13)


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