フランスの戦い方は褒められたものじゃない? 仏のファンタジスタは不満「現実的なスタイルはとても醜い」

フランス代表を指揮するデシャン photo/Getty Images

攻撃的なサッカーを求める

フランス代表はロシアワールドカップを制したが、その戦い方には疑問の声も出ている。特にリードを手にしてからは自陣に引いて守備を固めるケースが多く、交代策も守備固めがメインとなっていた。そうした戦い方があったからこその優勝と言うこともできるが、中にはチャンピオンにふさわしくない戦い方と批判する意見もある。

仏『France Football』によると、フランスが誇るファンタジスタであるハテム・ベン・アルファも戦い方には満足していないようだ。ベン・アルファはディディエ・デシャン監督から招集を受けたこともあるが、最終的にワールドカップメンバーには入れていない。デシャン監督が今大会見せた戦いにベン・アルファのようなタイプはあまり合っているとは言えないだろう。ファンタジスタだからこその不満なのか、美しくないとベン・アルファは切り捨てている。

「フランスの非常に現実的なスタイルはとても醜いものだ。もちろんそのスタイルが効率良く、フィットしたことは評価する。だけどレ・ブルーは相手のミスに頼っていた」
では、スタイルを変えるにはどうすればいいのか。最もシンプルなやり方はデシャンに代わる指揮官を据えることだ。ベン・アルファはレアル・マドリードで結果を出したジネディーヌ・ジダン就任を理想と考えているようで、才能ある前線の選手たちを最大限活かせるのではないかと主張している。

「彼の後継となる者はチームのスキルを有効に活かし、若手選手たちを解放してブラジルのようなビューティフルゲームをすることができるはず」

フランスは4年後に連覇を目指して戦うことになるが、このスタイルのままでは苦しいのか。4年に1度の祭典を制したにも関わらず批判が起こる珍しいケースとなっている。

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