スペイン代表の最前線は誰になる? 「まだオーディションは続いている」

スペイン代表のエース候補ジエゴ・コスタ photo/Getty Images

唯一の悩みは最前線

スペイン代表は誰をセンターフォワードに据えるのか。これはフェルナンド・トーレスやダビド・ビジャがA代表を去って以降常に続いてきた議論だ。中盤には世界を代表するテクニシャンが揃うのだが、点取り屋のポジションはやや層が薄い。ここがスペイン代表の数少ない悩みだ。

先日1-1で引き分けたスイス代表戦ではワールドカップ本番でのセンターフォワード候補であるFWジエゴ・コスタ、イアゴ・アスパスが揃って先発。アスパスは前半だけでルーカス・バスケスと、コスタは60分に同じくセンターフォワード候補の1人であるロドリゴと交代でベンチに下がっている。

3人とも得点がなくゲームを終えることとなり、スペイン『MARCA』は「まだセンターフォワードのオーディションは続いている」と取り上げている。アスパスは以前の代表戦ほどシャープではなかったと厳しい指摘を受けた一方で、コスタは得点こそなかったがハードワークしてスペースを作っていたと一定の評価を受けている。
代表監督のフレン・ロペテギは「私にはいくつかの解決策があり、問題はない」と強調している。3月のアルゼンチン代表との親善試合ではコスタもアスパスも得点を決めているため過度に心配する必要はないだろうが、スペインがワールドカップ制覇まで到達するにはセンターフォワードの得点が欠かせない。ロペテギは誰に最前線を任せるのか。ここの人選ミスは許されない。


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