チームを支えるセンターバックコンビが存在せず
今季はマンチェスター・シティとともに激しい優勝争いを展開すると期待されたマンチェスター・ユナイテッドだが、32節を消化した時点で勝ち点差は13と予想以上に大きく離れてしまった。来季優勝を狙うにはマンCとの差を埋める必要があり、今夏再びチームに手を加えてくるだろう。
では、今のマンUには何が必要なのか。英『Daily Mirror』は、ジョゼ・モウリーニョの第一次チェルシー政権を支えたリカルド・カルバーリョ&ジョン・テリーのような柱となるセンターバックコンビを完成させることが先決と主張している。
今季もマンUの失点数は25となっており、24失点の首位マンCとほとんど差はない。しかし、GKダビド・デ・ヘアのスーパーセーブに助けられてきた印象が強い。マンCが相手を一方的に押し込むことで被シュート数を少なくしているのに対し、マンUは相手にボールを持たせる時間も長い。そのぶんデ・ヘアの出番が増えてしまっている。これはあまり良い形とは言えないだろう。
同メディアは信頼できるセンターバックがエリック・バイリーしかおらず、その相棒としてトッテナムDFトビー・アルデルヴァイレルトやナポリDFカリドゥ・クリバーリ級の選手を補強する必要があると訴えている。昨夏獲得したヴィクトル・リンデロフも外れだったため、さらなる実力者をチームに迎えなければならない。
攻撃陣に関してはアレクシス・サンチェス、ロメル・ルカク、ポール・ポグバなど実力者が揃っており、それほど手を加える必要はないはずだ。人員を補強するというよりは、戦い方をより攻撃的に変化させることで問題を解決すべきだ。
果たしてマンCとの勝ち点差13は来季埋まるのか。来季開幕時にマンUの最終ラインがどのような顔ぶれになっているかが1つのポイントと言えそうだ。