技術委員長として立場よりも日本の未来 西野氏が代表監督を引き受けた理由とは……

日本代表の新指揮官に就任した西野氏 photo/Getty Images

現状況を打破することが第一義

日本サッカー協会(JFA)は9日、2015年から日本代表の指揮を執っていたハリルホジッチ監督との契約を解除したことを発表した。後任を務めることとなった西野朗氏が、代表監督を引き受けた理由やロシアW杯への意気込みを明かしている。

現在63歳の西野新監督は、これまで日本代表の各年代、柏レイソル、ガンバ大阪などを指揮。1996年のアトランタ五輪では28年ぶりに本大会出場を果たすと、ブラジル代表を撃破するジャイアントキリングを成し遂げ、『マイアミの奇跡』を起こした。また、クラブでもJ1優勝やアジア制覇など、チームに数々のタイトルをもたらしており、Jリーグ最優秀監督賞やAFC最優秀監督賞を獲得している。2016年からはJFAの技術委員長などを務めていた。

そんな西野新監督は、JFAの公式サイトを通じて「本来であれば代表監督をサポートしていくポジションであり、このような状況になったことについて、技術委員長として責任を感じています」と述べた上で「このタイミングでの監督交代は非常に難しいことですが、自分の立場だけを考えるのではなく、現状況を打破することが第一義だと判断し、日本代表の指揮を執ることにしました。ワールドカップに向けて、サッカー界の力を結集していけるように、全身全霊で取り組んでいきます」と語っている。
技術委員長として立場よりも日本の未来を考え、代表監督を引き受けることを決断した西野新監督。W杯本大会まであと2ヶ月と迫っているが、日本代表を少しでも良い方向へ導くことができるのか。


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