日本代表、ハリル監督の解任を正式発表 後任は“マイアミの奇跡”を起こした西野氏

日本代表の指揮官を解任されたハリルホジッチ監督 photo/Getty Images

7日付で契約を解除

日本サッカー協会(JFA)は9日、緊急記者会見を開き、日本代表の指揮を執っていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督と7日付で契約を解除したと発表した。なお、技術委員長を務めている西野朗氏が後任を務める。

八百長疑惑で解任されたハビエル・アギーレ前監督の後任として、2015年3月に日本代表の指揮官に就任したハリルホジッチ監督。2016年9月から始まったロシアW杯のアジア最終予選では、ホームで行われた初戦のUAE戦を落としたものの、その後はしぶとい戦いを見せ、6勝2分2敗でグループBの首位通過へ導いた。同監督のもと、日本代表は6大会連続6度目のW杯出場を決めている。

だが、昨年11月に行われた1度目の欧州遠征では、ブラジル代表(1-3)とベルギー代表(0-1)に敗戦。国内組で挑んだ同年12月のEAFF E-1サッカー選手権(東アジア選手権)では、宿敵韓国代表に敗れ、優勝を逃していた。さらに、先日行われた2度目の欧州遠征でも仮想セネガルのマリ代表(1-1)と仮想ポーランドのウクライナ代表(1-2)に苦戦を強いられ、ここ数試合は低調なパフォーマンスが続いていた。ロシアW杯の本大会まであと約2ヶ月となったが、こういった状況もあってか、JFAは思い切って指揮官の解任に踏み切った。
一方、西野新監督はこれまで日本代表の各年代、柏レイソル、ガンバ大阪などを指揮。1996年のアトランタ五輪では、28年ぶりの本大会出場を果たすと、ブラジル代表を撃破し『マイアミの奇跡』を起こした。また、クラブでもJ1制覇や天皇杯優勝など、チームに数々のタイトルをもたらしている。

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