第二次世界大戦以降最少の試合数⁉ 白熱のプレミアリーグ「ボクシングデー」が今季は寂しい日に

戦後最少の試合数となったプレミアリーグのボクシングデー Photo/Getty Images

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世紀を跨ぐ伝統

伝統あるイングランドのフットボールにおいて、クリスマスの翌日である12月26日に試合を詰め込む「ボクシングデー」はリーグを象徴するものの一つだ。昨季は第18節の10試合のうち8試合が12月26日㈭に開催された。

しかし、その世紀を跨ぐ伝統が今季大きく変わろうとしている。『The Times』紙によると放送契約により、「プレミアリーグは週末に試合を開催することでテレビネットワークへの義務を果たすため、今年は12月26日の伝統が事実上破られるだろう」とし、今季のボクシングデーは1試合のみの開催予定となっている。

現在の契約は毎シーズン33試合を週末に行い平日開催は5日のみとなっているが、「欧州大会の拡大とFAカップが週末を占めるようになったため、プレミアリーグは契約上の義務を果たすために12月27日㈯と28日㈰での開催を必要としている」と『The Times』紙は付け加えた。
第二次世界大戦以降のイングランドフットボールの歴史において、最も試合数が少なかったボクシングデーは2試合のみの開催となった1981年までさかのぼる。また、今年と同じ金曜日開催のボクシングデーは2014年で、プレミアリーグの10試合すべてが開催された。

フットボールファンにとって寂しい日となる今年のボクシングデーだが、来季のボクシングデーは土曜日であるため伝統の復活が予想される。

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