黄金世代の終わり近づくベルギーに“弱体化”の不安 北マケドニア、カザフスタンと引き分けたW杯予選の出来に批判「EURO2012以降では最悪の予選」

W杯出場を決めたベルギー代表 photo/Getty Images

格下相手に苦戦することも

エデン・アザールやマルアン・フェライニといった黄金世代と呼ばれた選手の多くが現役を退き、ベルギー代表は全体的にスケールダウンした感が否めない。

現在はFWロメル・ルカク、MFケビン・デ・ブライネも負傷離脱しており、もうかつてのようなタレント軍団とは言えなくなっている。

今回の2026ワールドカップ欧州予選ではグループJ最終節でリヒテンシュタインを7-0で撃破し、W杯出場権の確保には成功した。しかし、予選を通して内容は納得できるものではないか。3位に終わった北マケドニアとは2試合ともドローに終わり、14日に行われたカザフスタン戦も1-1のドローだった。

カザフスタンのFIFAランキングは115位であり、1-1のドローに終わった代表をベルギー人記者のピーター・ファンデンベンプト氏も批判していた。出場を逃したEURO2012以来では、最悪の欧州予選だと『Sportweekend』に語っている。

「北マケドニアとも2回ドロー、カザフスタンにも勝てないとなれば、非常に悪い予選だったと言わざるを得ない。個人的には出場権を逃したEURO2012以降では最悪の欧州予選だね。しかも当時の対戦相手はドイツ、トルコ、オーストリアと難しかった」

当時のEURO2012はドイツが10戦全勝で1位通過、トルコが2位でプレイオフへ回っていて、ベルギーは3位で敗退だった。今回のW杯欧州予選は無事に突破できたが、本大会へ不安の残る戦いぶりだったと言えるか。



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