契約サブスクがまた増える!? NETFLIXなどがUEFAチャンピオンズリーグ放映権獲得へ参入か、放映権はさらに拡散することに?

昨季CL優勝を果たしたPSG Photo/Getty Images

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放映権料の大幅な増額が見込まれている

ストリーミング大手の『NETFLIX』が、UEFAチャンピオンズリーグの放映にも参入するかもしれない。

『The Times』や『Mirror』などの英大手紙によれば、間近に迫っている2027年から2033年までのUEFAの3つの大会の放映権の入札において、UEFAは放映権を『NETFLIX』などのストリーミング大手に売却したいと考えているという。UEFAと欧州サッカークラブ連盟(EFC)の合弁会社UC3が、10月の13日にフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスで入札プロセスを開始すると発表している。

そのための鍵となるのが「グローバル・ファーストピック」というオプションだ。これはシーズンごとに、各ラウンド1試合の独占世界放映権を得ることができるという内容。つまり、そのストリーミングサービスでしか見ることができない試合が出てくることになる。これはストリーミング大手たちを引きつける可能性が高く、この新たなアプローチによって、シーズンごとの3大会の合計価値がおよそ33億ポンドから45億ポンドまで上昇する見込みであるという。
英国では現在『TNT Sports』と『amazon』が権利を保有しているが、大部分は『TNT Sports』が放映しているものの『amazon』でしか見られない試合もある。グローバル・ファーストピックの導入はこうした動きを促進するもので、『Mirror』はUEFA大会の放送権がさらに多くの放送局に分割される可能性があり、ひいては視聴者に追加の加入料を強いる可能性があると報じている。

『NETFLIX』はスポーツイベントを放送コンテンツに加えることに熱心であり、NFLの試合のほか、昨年はマイク・タイソンとジェイク・ポールのボクシングの試合を初めてストリーミング配信した。これは商業的に大きな成功を収め、視聴者は6500万人を記録し、史上最も多くストリーミングされたスポーツイベントとなったという。

大会の視聴方法はまた変わるのだろうか。放映権料の拡大は参加クラブへの利益ももたらすが、サッカーファンにとってはさまざまなサービスへの加入によって多額の視聴料を強いられる可能性がある。日本でどのような仕組みになるのかも気になるところだ。

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