シェシュコを入れてもマンUのストライカー孤立問題は変わらず PA内でのタッチ数がゼロ

アモリム監督は早く解決策を見つける必要がある Photo/Getty Images

続きを見る

ストライカーにボールを届けられない

プレミアリーグ第4節、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドのマンチェスター・ダービーが行われ、結果は3-0とマンCの完勝に終わった。

ライバルを相手に奮起したいマンUだったが、またもファンを失望させる結果に終わった。試合後、ルベン・アモリム監督は「私は自分の哲学を変えない。自分のアイデアを貫く」と宣言したが、問題は変わらず残っている。

深刻な問題の1つは、最前線のストライカーまでボールを届けられないことだ。この試合では今夏ライプツィヒより加入したベンヤミン・シェシュコをトップで先発させたが、解決には至らなかった。シェシュコは前線で孤立し、わずか20タッチで試合を終えたが、そのうちペナルティエリア内でのタッチは一度もなかった。
この問題は昨季からずっと継続しているものだ。昨季はラスムス・ホイルンドがトップを務めることが多かったが、やはりボールにあまり触ることができず、ゴール数を大きく減退させている。唯一シェシュコが放ったシュートもペナルティエリア外からのもので、ジャンルイジ・ドンナルンマを脅かすには至らなかった。

『THE Sun』によると、シェシュコよりも左ウイングバックのパトリック・ドルグの方が平均して高い位置にいたという。これはビルドアップの機能不全を示すもので、シェシュコはボールが届けられないゆえに低い位置まで降りてボールに触らざるを得なかったということだ。

トレードマークの3バックシステムに懐疑的な目を向けられているアモリム監督。今夏は前線に資金を投入して強化を図ったのはいいが、現状それを活かせているとは言い難いようだ。



記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ