電撃解任のエリック・テン・ハーグ氏 声明文でレヴァークーゼン首脳陣を批判 「前例のないこと」

解任されたテン・ハーグ監督 photo/Getty Images

ブンデスリーガ開幕から2試合で解任

1日(現地時間)、レヴァークーゼンはエリック・テン・ハーグ監督の解任を発表した。ブンデスリーガでは開幕から2試合連続未勝利と結果が出ていなかったことは確かだが、異例とも言える早さでシャビ・アロンソ前監督の後を継いだ新指揮官はクラブを去ることになった。

このレヴァークーゼン首脳陣の決断に多くの人々が驚かされたが、当事者であるテン・ハーグ監督にとっても今回の決定は理解しがたいようだ。同監督は解任発表後に自身のマネージメント会社を通じて以下のような声明文を発表した。

「私を解任するというレヴァークーゼン首脳陣の決定は、全くもって驚くべきものだった。たった2試合のリーグ戦が終わった後で監督を解任するというのは、前例のないことだ」

「今年の夏、かつての成功に大きく貢献した主力選手の多くがチームを去った。新たな結束したチームの再建は、時間と信頼が求められる緻密なプロセスとなる。そのため新しい監督には自身のビジョンを実践して基準を提示し、チームに形とスタイルを落とし込むためのフリースペースが必要となる」

「私は確信と多くのエネルギーを持ちながら今回の仕事を引き受けた。しかしながらクラブの責任者達は私に十分な時間と信頼を与えてくれなかった。私はそれを心から残念に思っている。我々の関係性は、互いの信頼に基づくものではなかったと私は感じている。私にとって最後まで監督として過ごすことのできたシーズンは、全て成功のシーズンと言えるものだった。これまで私に信頼を寄せてくれたクラブは、成功とタイトルという形で報われてきた」

「最後に、レヴァークーゼンサポーターの優しさと情熱には感謝の言葉を述べたい。チームとチームスタッフのこれからの成功も祈っている」

今回の解任劇の余波は、当分の間続くことになるかもしれない。

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