バイエルン移籍は破談? ヴォルテマーデの去就についてシュツットガルト会長が明言 「我々のもとでプレイする」

シュツットガルトのヴォルテマーデ photo/Getty Images

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移籍金めぐる隔たりが埋まらず

シュツットガルトのアレクサンダー・ヴェールレ会長が現地メディアの取材に応じ、同クラブ所属のニック・ヴォルテマーデがチームに残留すると明言した。

198㎝の長身ながら足元の技術に秀でた万能型ストライカーのヴォルテマーデは、欧州の複数のビッグクラブが獲得に興味を示す逸材。なかでもバイエルン・ミュンヘンが彼の獲得に向けた動きを本格化させていて、既にシュツットガルトとクラブ間交渉を重ねていた。

しかし、このシュツットガルトとバイエルンとの交渉は難航している。ドイツ紙『Bild』によれば、最初のオファーを断られたバイエルンは、13日(現地時間)に行われた交渉の場で移籍金を5500万ユーロ(約94億7000万円)まで引き上げた新たなオファーを提示したが、7000万ユーロ(約120億円)以上を要求しているシュツットガルトはこれも拒否したという。
こうした中、ヴェールレ会長は16日に行われたフランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップのキックオフ前にドイツメディア『SKY』の取材に応じ、「我々は、この問題についてのバイエルンとの関係を明確にした。したがって手続きは完了している。もう片付いた仕事だ」と語り、さらに以下のように続けた。

「ニック・ヴォルテマーデは次のシーズンをシュツットガルトでプレイする。そのような方向で話し合いが行われている。我々は自分達の目標を達成したいと考えている。もう一度繰り返すが、彼はシュツットガルトでサッカーをすることになる」

また、ヴェールレ会長は今後数週間以内にヴォルテマーデの代理人と契約延長に向けた話し合いの場を設けることも明かしている。

「8カ月前にもこのテーマについて代理人と話し合った。我々は全ての当事者が満足することに興味がある」

どうやらバイエルンのヴォルテマーデ獲得の可能性は、非常に低くなりつつあるようだ。

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