「サイクルが終わっただけ」 マフレズが指摘する昨季のシティが不調だった理由

マンチェスター・シティ時代のマフレズ photo/Getty Images

新シーズンの攻撃陣はいかに

プレミアリーグ5連覇を目指すも、昨季は主力に負傷者が続出し、リヴァプールにタイトルを譲ることとなったマンチェスター・シティ。らしくない戦いが続き、FA杯では決勝まで進むも、クリスタル・パレスに敗れてしまった。

そんな難しいシーズンを送った昨季について、2018年から2023年までシティに在籍したリヤド・マフレズが『Manchester Evening News』にて、なぜタイトルを逃すシーズンとなったのか持論を展開している。

「(昨季の不調について)あれはただサイクルが終わっただけだと思う。彼らは多くの選手を失ったんだ」

「僕らは(それぞれの選手が)毎年20から25のゴールとアシストを記録することができていた。そういう選手がたくさんいたんだ。今の選手たちは素晴らしい選手たちですが、決定力の欠けた選手に代わると、状況は難しくなってしまう」

「ハーランドが加入した年もまだ僕らはそこにいた。最後の年は15ゴール13アシストを記録したね。フォーデン、ベルナルド、スターリング、ジャック(・グリーリッシュ)、ケビン、ギュンドアン、ほぼ全員が20ゴール以上を決めていた。アルバレスもね」

マフレズが言うようにこれまでのシティはどこからでも得点が取れるチームだった。しかし、近年のシティは得点の多くをアーリング・ハーランドに依存しており、昨季のリーグ戦で二桁得点を記録したのはノルウェー代表FWのみだった。

マフレズはゴール・アシストが期待できるWGだったが、今のシティには彼のような選手はいない。ジェレミー・ドクは突破力こそワールドクラスだが、突破後のアイデアに課題を抱えており、右サイドのサビーニョもまだ改善すべき点は多い。

前述した2人とオスカー・ボブ、ラヤン・チェルキと今後の成長に期待できる選手は多いだけに、今後マフレズのように得点・アシストでチームに貢献できる選手の出現に期待したい。

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