昨季のアーセナルはリーグ戦での二桁得点者が“ゼロ” 新FWギェケレシュに求められる20ゴールの大台

スポルティングCPではゴールを量産してきたギェケレシュ photo/Getty Images

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昨季は引き分けが14もあった

新センターフォワード探しに動いていたアーセナルは、スポルティングCPからFWヴィクトル・ギェケレシュの獲得に成功した。獲得には6360万ポンドを費やしたとされており、ギェケレシュにかかる期待は大きい。

果たしてギェケレシュは新シーズンにどれだけのゴールを決められるのか。『CBS Sport』は、リーグ戦で20ゴール以上を期待したいと伝えている。

というのも、直近10シーズンのプレミアリーグ優勝チームの数字を振り返ると、20ゴール以上を決めた選手がいなかったケースは僅か3回しかない。そのうち2回はマンチェスター・シティで、2021-22シーズンはMFケビン・デ・ブライネがチーム最多15ゴール、2020-21シーズンはMFイルカイ・ギュンドアンで13ゴールだった。
さらに2019-20シーズンのリヴァプールもFWモハメド・サラーで19ゴールとなっているが、それ以外のシーズンの優勝チームには20ゴール以上を決めた選手がいた。昨季のリヴァプールもサラーが29ゴールを記録していて、アーセナルにも同様の数字を残す選手が求められてきたのだ。

昨季のアーセナルはリーグで2位に入ったが、20ゴールどころか二桁得点に届いた選手が1人もいなかった。FWカイ・ハフェルツが9ゴールを決めたが、そのハフェルツもシーズン途中から負傷離脱してしまった。

プレミアリーグとはレベルが異なるが、ギェケレシュは昨季ポルトガル1部で39ゴール7アシストを記録している。プレミアでも20ゴール以上奪ってくれれば、リーグタイトルへ近づけるだろう。

同メディアは「昨季のアーセナルはリヴァプールに10ポイント差でタイトルを奪われたが、たった1ゴールで運命が変わる場面が何度かあった。何よりの差だが、アーセナルはリーグで2番目に多い14もの引き分けがあり、4敗のうち3敗は1点差だった。もし的確なフィニッシャーがいれば、結果は違っていたかもしれない」と伝えていて、ギェケレシュが引き分けを勝利に変える存在になってくれれば言うことなしだ。

アーセナルにとっては優勝へのラストピースと言えるが、悲願の頂点に届くか。



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