バルサ、5年越しの未払い金をついに清算 メッシへ595万ユーロ等の最終支払いが完了へ

元バルセロナのメッシ Photo/Getty Images

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財政再建に向けた節目の日

バルセロナが、2020年末に延期されていた選手・監督陣への給与支払いについて、最終の未払い分を清算する見通しであることが明らかとなった。『Culemanía』によれば、これは当時クラブの経営危機を受け、選手たちが給与の一部を延期することで協力した取り決めの最終弁済にあたるという。

支払い対象となるのは総額1600万ユーロで、これにより5年間にわたって続いていた分割支払いが完結する。この最終支払いは、ジョアン・ラポルタ会長率いる現経営陣の財務部門によってすでに実行が指示されており、6月30日付で口座への振込が行われる。

最大の受取人はリオネル・メッシで、その金額は595万ユーロにのぼる。2021年夏にクラブを退団したメッシは、インテル・マイアミ所属となった現在も、当時の高額年俸により最も多くの支払遅延を受けていた。メッシ氏に対しては、合計で4760万ユーロの延期が発生していたとされる。
この支払いには、他にも多くのレジェンドたちが名を連ねている。セルヒオ・ブスケツは118万ユーロ、ジョルディ・アルバは94万ユーロを受け取る予定だ。さらにロナルド・クーマン、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマン、フィリペ・コウチーニョ、サミュエル・ウムティティ、ウスマン・デンベレ、セルジ・ロベルト、ミラレム・ピャニッチ、アンス・ファティ、ペドリ、ロナルド・アラウホ、イニャキ・ペーニャ、リキ・プッチらにも最終支払いが行われる。

バルサにとって、これらの支払い完了は経済的再建に向けた重要な一歩となる。エスパイ・バルサ関連の負債再編、Spotifyカンプ・ノウのVIP席新設などとあわせ、財政健全化に向けた流れは着実に進んでいる。今後の移籍市場でも、これらの努力が実を結ぶか注目されるところだ。

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