ニューカッスルが移籍市場で大苦戦 ハイセンもエンベウモもペドロも逃し、強化計画に暗雲

苦戦を強いられるハウ Photo/Getty Images

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ロンドンの誘惑

ニューカッスル・ユナイテッドが今夏の移籍市場で厳しい戦いを強いられている。クラブは積極的に動いたものの、目玉候補とされた選手たちの獲得には次々と失敗している状況だ。

今夏の補強候補としてクラブが本腰を入れたのは、ブレントフォードのFWブライアン・エンベウモ、ブライトンのFWジョアン・ペドロ、そしてユヴェントス所属の若きDFディーン・ハイセンであった。しかしいずれも獲得には至っておらず、移籍金交渉などがネックとなり、難航した形だ。

さらに、ノッティンガム・フォレストのFWアンソニー・エランガに対する正式オファーも断られたという。補強リストに挙げていた複数のターゲットに対して誠意あるオファーを提示したが、結果的に全て実を結ばなかった。
移籍市場の状況について『talkSPORT』のアレックス・クルック氏は、「ニューカッスルにとっては最初から分が悪い戦いだった。ペドロは当初からチェルシーを望んでいた節があり、最終的にその通りの結果になった」と述べている。また「選手によっては、ロンドンでの生活や待遇に惹かれて決断することもあり、歴史的にニューカッスルのようなクラブには不利に働く」と、地理的・文化的要素も交渉を難しくしている要因だと指摘している。

エディ・ハウ監督の下で新シーズンに向けた体制を構築しようとする中で、ターゲットが次々と流出していく現状は苦しい限りだ。しかしクラブは今後、ニューカッスルというクラブでのプレイを望む選手の獲得に注力する方針へと切り替えつつある。

期待された大型補強は未だ形にならず、シーズン開幕が迫る中、ハウ監督とフロントの判断力が一層試される夏となっている。

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