積極補強も問題なし。リヴァプールの収益は増加傾向 ヴィルツの週給も20万ポンドに落ち着く

リヴァプール移籍が近づくヴィルツ photo/Getty Images

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ヴィルツの獲得は記録的なものとなる

リヴァプールへの移籍が近づているレヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ。『The Athletic』は移籍の合意を伝え、移籍金は総額1億1600万ポンドになるとのこと。

これはリヴァプール史上最高額の獲得になり、ボーナスがすべて支払われることになれば、イングランド史上最高額をも更新することになるという。

リヴァプールは静かだった24-25シーズンの移籍市場とは一転して今夏は攻勢に出ている。すでにジェレミー・フリンポンを含む2人の新戦力を迎え入れており、ヴィルツが正式に決まれば3人目となる。ボーンマスのミロシュ・ケルケズ獲得にも近づいており、世代交代が急激に進められている。
ここで気になるのはリヴァプールの財政面だが、同紙によると、リヴァプールの収益は増え続けているようだ。24-25シーズンのプレミアリーグを制したことで1億8150万ポンド(約250億円)の収益が見込め、ここに放映権も入ってくる。プレミアリーグの放映権は今後3年間で、122億5000万ポンド(約2兆3900億円)となり、リヴァプールにその一部が振り込まれる。

また、8月からはアディダスとユニフォームに関する新たな契約がスタートし、これは以前までナイキと結んでいた契約を大きく上回る30億円の契約金を受け取ることになるという。

とはいえ、支出がそれらを上回れば大きな収入も意味をなくしてしまうが、ヴィルツの週給は事前に報じられていた額よりも抑えることに成功しており、ボーナスを含めなければ週給20万ポンド(約3900万円)ほどになるという。

23-24シーズンにリヴァプールは5700万ポンドほどの赤字を出していたが、24-25シーズンではそれを黒字に転換させ、3000万ポンドほどの利益を計上できたと考えられている。

ほとんど動かなかった24-25シーズンから一転して散財の夏となっているリヴァプールだが、財政面での問題はなく、ヴィルツに大金を費やしたとしても健全経営は今後も続くと予想される。

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