37歳ウインガーが2ゴールにMOMと大暴れ インテルの希望を打ち砕いたラツィオの救世主が熱すぎる

ラツィオで活躍するペドロ Photo/Getty Images

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ベテラン仕事人

ラツィオのペドロが、セリエA第37節インテル戦で途中出場から2ゴールを挙げ、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。37歳の大ベテランが圧巻の活躍で試合を動かし、チャンピオンズリーグ出場権争いに踏みとどまる貴重な勝点1をもたらした。

ペドロは後半53分からピッチに送り込まれると、72分に同点弾となる1点目を決める。シュートのこぼれ球をボックス内でマティアス・ベシーノが拾うと、その落としをゴール左上へ冷静に打ち込んだ。その後、再びビハインドとなったラツィオだったが、90分にPKを獲得。これを再びペドロが決め切り、2−2の同点に持ち込んだ。スタジアムを揺らした2発のゴールが、優勝争いをするインテルに大きな痛手を与えた。

この日、ナポリがパルマと引き分けたため、インテルは勝利すれば単独首位に浮上できる状況だったが、ペドロがその望みを無残に断ち切った。
ペドロは今季、セリエAで29試合に出場し10ゴール1アシストを記録。第34節のパルマ戦でも途中出場から終盤に2ゴールを決め、チームを引き分けに導いている。重要な局面で結果を残す勝負強さは、いまだ健在である。

バルセロナやチェルシー、ローマと欧州のビッグクラブを渡り歩いてきた男は、37歳になってもなおトップリーグの前線で輝きを放ち続けている。ペドロのような存在こそ、重要な試合で決定的な仕事を果たす“クラッチプレイヤー”と言えるだろう。

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