オランダ代表でも評価急上昇 スロット新監督の下、覚醒したMFグラフェンベルフに集まる称賛 「彼の潜在能力は完全に発揮されている」

オランダ代表でも欠かせない存在になりつつある photo/Getty Images

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代表でも定位置を確保か

リヴァプールでプレイするオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフ(22)は今シーズン、大きく評価を上げている。

昨夏にバイエルンからリヴァプールに加入した同選手。昨シーズンは公式戦38試合に出場し、4ゴール2アシストという結果を残したが、スタメン出場は21試合となっており、絶対的スタメンという立ち位置ではなかった。しかし、ユルゲン・クロップが退任し、アルネ・スロットが監督に就任した今シーズン、ここまでは3試合すべてにスタメンフル出場しており、3連勝を飾ったリヴァプールで欠かせない役割を担っている。

日本代表MF遠藤航から6番のポジションを奪ったグラフェンベルフはオランダ代表でもその存在感を見せつけている。今月のネーションズリーグにオランダ代表として参加した同選手はボスニア・ヘルツェゴビナ(5-2)、ドイツ(2-2)の2試合にスタメンフル出場を果たし、ドイツ戦ではアシストも記録した。今夏のEURO2024ではメンバー入りしながらも出番がなかったことを考えると、大きな進歩だと言える。
元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏もドイツ戦の後、グラフェンベルフを称賛した。英『Daily Mail』が報じている。同氏は「我が国には素晴らしいミッドフィールダーがいる」とドイツ戦でも存在感を発揮した22歳を称賛。さらに続けて、「アルネ・スロットは彼を最高レベルに戻し、彼の潜在能力は完全に発揮されている。最初の60分間、彼はピッチ上で圧倒的に最高の選手だった」と、スロット新監督の存在が今シーズンのグラフェンベルフの好調に関係していると語っている。

リヴァプールのレジェンド、ジェイミー・キャラガー氏や現地メディアは今シーズンのグラフェンベルフのリヴァプールでの活躍をこれまで称賛していたが、オランダ代表でもその存在感は増している。一時代を築いたクロップの時代が終わり、新時代へと突入したリヴァプールで輝きを増すグラフェンベルフ。大きな期待が寄せられる22歳は今シーズンのスロット・リヴァプールのキーマンの1人となる。


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