CL敗戦の悔しさを語るギュンドアン 「あのような敗戦から学び、来シーズンに再挑戦するメンタリティが必要だ」

ギュンドアンも敗戦を悔やむ photo/Getty Images

一つのミスが大一番を致命的に変えた

バルセロナはチャンピオンズリーグラウンド8、PSGとの対戦でファーストレグを3-2とリードで折り返しながらも、セカンドレグを1-4で敗れ敗退となった。

試合後のインタビューでMFイルカイ・ギュンドアンは、ロナルド・アラウホの退場が試合結果に決定的な影響を与えたと指摘し、この種のミスがバルセロナを致命的に苦しめる結果となったことを悔やんだ。『MUNDODEPORTIVO』が伝えている。

「これがチャンピオンズリーグだ。どんな相手であろうと、一人でも退場者が出れば復活は不可能だ。とてもがっかりしている。レッドカードが出るまでは、試合をコントロールできていたと感じていた。(あのプレイが)ファウルならレッドカード(相当)だ。リプレイを見たわけではないが、わかると思う。何とも言えないが、こういう大事な場面では、確実にボールを奪い返さなければならない。もしボールを取れなかったら、彼(アラウホ)が触ったかどうかわからないけど、そのままにするしかない。ゴールを決められるか、ストライカーとGKが1対1になる方がマシだ。ロングボールが放られたが、GKにピンチを託し、彼(テア・シュテーゲン)に救ってもらうか、あるいはゴールを決められるか。いずれにしても、試合開始早々レッドカードで1人少なくなるのは命取りだ」
またギュンドアンは試合を1-2としたビティーニャのゴールシーンでの消極的なチームディフェンスも批判した。

「またしてもミスだ。彼にシュートを打たせないようにしなければいけなかったと思う。彼は一人でフリーになっていた。私たちがトレーニングしてこなかったことではない。ボールに一番近い選手が出なければならない。コーナーでの3対3で、ビティーニャが4人目だった。誰も出てこなかったか、出てくるのが遅すぎた。いいシュートだったし、2点目だった。不必要な失点だったが、もう遅すぎる」

「私たちは優位な位置にいた。ファーストレグだけでなく、先制点を決めたからだ。すべてが我々のコントロール下にあったのに、最も簡単な方法でそれを逃してしまった。私たちはPSGにすべてを譲ってしまった。それが一番残念なことだ」

試合終了から数時間後、ギュンドアンは自身のSNSでチームに激励のメッセージを送り、次の試合にサンティアゴ・ベルナベウで行われるレアル・マドリードとのエル・クラシコを前に、モチベーションを高めるように警告を発した。

「悔しい夜だった。とても苦しい。ファーストレグを終えて優位に立っていたのに、結局うまくいかなかった。あのような敗戦は本当に残念だ。自分自身を奮い立たせ、あのような敗戦から学び、来シーズンに再挑戦するメンタリティが必要だ。でも今は......エル・クラシコが目前に迫っているのだから、それに集中しなければ!」

バルセロナは監督のシャビ・エルナンデスの退任発表以降無敗をキープしていただけに非常にダメージの大きい敗戦となった。それでもギュンドアンは落胆を見せつつも前を向くことを強調した。スターティングメンバーに名を連ねたラミン・ヤマルやパウ・クバルシらを中心にバルセロナの未来を担うことが期待されている選手たちにとってこの敗戦は将来の糧となることだろう。


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