《史上最強級バイエルン》完成の前にあった屈辱 シュバインシュタイガーが振り返るCL決勝・チェルシー戦の悲劇

当時PK戦で敗れたバイエルン photo/Getty Images

試合のほとんどを支配していたが……

2012-13シーズン、ユップ・ハインケス率いるバイエルンは圧倒的な力で3冠を達成した。

フィリップ・ラーム、バスティアン・シュバインシュタイガー、アリエン・ロッベン、フランク・リベリらタレント力も豪華だったが、何よりの強みはメンタリティだ。

当時のバイエルンは、3冠達成の1年前に悔しい思いを味わっている。2011-12シーズンのCL決勝にて、チェルシーにPK戦の末敗れたのだ。しかも試合の大半をバイエルンが支配していて、勝利は目前だった。それが終盤にチェルシーFWディディエ・ドログバの同点ゴールを許してしまい、試合はPK戦にまでもつれた。
そのPK戦で失敗した1人がシュバインシュタイガーだ。GKペトル・チェフに止められてしまい、バイエルンは涙を呑んだ。英『FourFourTwo』によると、シュバインシュタイガーはあの敗戦から選手の目の色が変わったと振り返っている。

「我々には問題があった。PKを蹴ることができる選手が多くなかったんだ。マヌエル・ノイアーが3人目を担当していたしね。チェフが僕のPKを非常によく分析し、セーブした。もし彼が指でボールに触れていなければ、ボールはポストに当たらずにゴールに入っていただろう」

「その後、監督だったユップ・ハインケスが素晴らしいスピーチをしてくれて、選手たち全員にやる気がみなぎった。次のシーズン、私たちはこれまでに見たことのないほどの強度でトレーニングに入ったんだ。チャンピオンズリーグのアンセムが流れるたび、私たちの目には炎が宿っていた。あのシーズンはCLに限らず、信じられないほど素晴らしかったよ」

あのバイエルンはクラブ史上最強のチームの1つとも言われる。攻守両面において隙がなく、リーダーシップも抜群だった。前年の敗北から立ち直れたのも、リーダーたちのメンタリティが優れていたからだろう。

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