現役続行かコーチ就任か 注目されるフランクフルトMF長谷部誠の来季

フランクフルトの長谷部誠 photo/Getty Images

ブンデス382試合出場のレジェンド

フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠が、来季から同クラブの下部組織のコーチに就任する可能性があるようだ。

2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに移籍してブンデスリーガでのキャリアをスタートさせた長谷部は、その後ニュルンベルクを経て2014年6月にフランクフルトに加入。約16年の間に積み重ねてきたブンデスリーガ382試合出場は、アジア人選手の歴代最多、外国人選手の中でもクラウディオ・ピサーロ(490)、ロベルト・レヴァンドフスキ(384)に次ぐ3位の出場数となっている。

ここ数年は、シーズン終盤に現役続行の意思を表明してきた長谷部だが、今季はまだ自身の去就について明らかにしていない。そうした中、ドイツ紙『Bild』はフランクフルトの首脳陣が近々長谷部と同選手の将来に関する協議の場を設け、そこでフランクフルトのサテライトチーム(U21)のコーチ就任を提案するだろうと伝えている。今季終了後に退任する同チームのクリスティアン・グリボ監督の後任はまだ未定となっているが、フランクフルトとしては新監督を支える参謀役を長谷部に依頼したいようだ。
長谷部は数年前にドイツの指導者ライセンスを取得していることから、現役引退後に指導者になるのは間違いないと見られている。しかし、引退後すぐにコーチとして働き始めるのではなく、休養期間を設けた後で次のキャリアに進む可能性もあることから、仮に今季で現役を退くことになっても長谷部がフランクフルトからのオファーを受け入れるかは定かではないとも同紙は伝えている。

果たして長谷部はどのような決断を下すのだろうか。

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