ノイアーかテア・シュテーゲンか 再燃したドイツ代表の正GK問題 

ドイツ代表でのノイアー(右端)とテア・シュテーゲン(左端) photo/Getty Images

ともにビッグクラブの守護神

20日(現地時間)にマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が内転筋の負傷によってドイツ代表の活動から離脱すると発表されたことで、同国代表の正ゴールキーパーの座をめぐる問題が再び注目されつつある。

マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)が台頭してきた2014年以降、ドイツでは10年間にわたってノイアーとテア・シュテーゲンのどちらを先発起用すべきか度々議論されてきた。

これまでは常にノイアーが先発、テア・シュテーゲンが控えという序列だったが、昨年10月に下腿骨折から復帰したノイアーがEURO2024開幕まで残り2カ月ほどとなった今になって再び負傷離脱を余儀なくされたことで、これまでの序列を今後も維持すべきなのかという疑問の声も出始めている。
こうした中、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は22日に行われた記者会見で、ノイアーを引き続き先発起用する方針であると明言した。

「決定の変更はない。この件について既に我々は決断し、各選手と彼らの役割についての話し合いも行った。残念ながらマヌ(ノイアーの愛称)は怪我をしてしまったが、8カ月も休まなくてはならないような怪我ではない。ほんの少しの悪いパフォーマンスや怪我について私がいちいちコメントしていたら、今年の6月に誰が試合に出るのか誰にも分からなくなってしまう」

ノイアーの離脱によって、フランス(23日)、オランダ(26日)の国際親善試合にはテア・シュテーゲンが先発起用される可能性が高い。ナーゲルスマン監督の考えは既に固まっているようだが、テア・シュテーゲンとしてはこの2試合で意地を見せて指揮官に再考を促したいところだろう。

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