バイエルンは変わらずCL優勝候補となる 少ないプレッシャーと、気になるトゥヘルの手腕

バイエルンはラツィオを撃破してベスト8へ photo/Getty Images

現時点で信じている人は多くないかもしれないが……

先日行われたラツィオとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグにて、バイエルンは3-0と快勝した。1stレグを0-1で落としていたことから嫌な空気が漂っていたが、ひとまずベスト8進出を決めることができた。

今季のバイエルンは連覇を続けていたブンデスリーガでも取りこぼしが目立ち、首位レヴァークーゼンと10ポイントの差をつけられている。すでに指揮官トーマス・トゥヘルの退任も決まっていて、思った通りのシーズンとなっていないのは確かだ。

しかし英『Football365』は、CLにおいてバイエルンを甘く見ることはできないと警戒する。現時点でバイエルンをCL優勝候補に挙げる意見は少ないかもしれないが、タレント力は本物だ。
「現時点でバイエルンがチャンピオンズリーグで優勝することを期待したり、信じている人は誰もいないかもしれない。だが、それはトゥヘルにとっても選手たちにとってもプレッシャーのかからない解放的なものになるかもしれない」

また、ラツィオとの2ndレグではエースのハリー・ケインが2ゴールを挙げる活躍を見せていて、同メディアはケイン級の絶対的エースを抱えているクラブは多くないと主張。それもバイエルンを高く評価している理由だ。短期決戦では何でも起こる可能性があり、トゥヘルはチェルシー時代にもCLを制した経験を持っている。

近年のバイエルンは優勝候補の一角としてCLに臨むことが多かったが、そのプレッシャーが少なくなっている今季は選手たちもフレッシュな気持ちでCLの戦いに臨めるかもしれない。ひとまずベスト16敗退の悪夢を回避したことも、良い影響を与えると予想される。

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