理由はケガだけじゃない バイエルンでDFの離脱者が続出、守備崩壊の危機に

練習で膝をケガしたとされるデ・リフト photo/Getty Images

アジアカップ、怪我人、妻の出産

12日(現地時間)に行われたブンデスリーガ第17節ホッフェンハイム戦に3-0で勝利し、ウインターブレイク明けの初戦を白星で飾ったバイエルン・ミュンヘンだが、同クラブ内では守備陣に離脱者が相次ぐ緊急事態が発生しているとドイツ紙『Bild』が伝えている。
 
バイエルンは今季主に4バックを採用し、二人いるセンターバックのうちの一角は今季開幕前にナポリから移籍してきた韓国代表DFキム・ミンジェが務めてきた。しかし、同選手は現在アジアカップカタール2023に韓国代表の一員として参加していて不在。そのキムの代役として先発起用される可能性が高かったのがオランダ代表DFマタイス・デ・リフトだが、同選手は16日のチーム練習で左膝を負傷し数週間の離脱が確実となった。また、フランス代表DFダヨ・ウパメカノも16日の練習で負傷し、早期に復帰できるかは不透明であると同紙は伝えている。
 
バイエルンは11日にトッテナムからDFエリック・ダイアーを今季終了までのレンタル移籍で獲得した。しかし、ダイアーも妻の第一子出産に立ち会うために16日からチームを離れている。バイエルンに加入してから1週間も経っていないという状況も考え合わせると、21日に予定されているブンデスリーガ第18節ブレーメン戦でダイアーを戦力として計算に入れるかどうか指揮官のトーマス・トゥヘル監督としては頭を悩ますところだろう。
 
消化試合が1試合少ないとはいえ、バイエルンと首位バイヤー・レヴァークーゼンとの間の勝ち点差は4ポイントとなっていて、前人未到のブンデスリーガ12連覇をめざすバイエルンにとって21日のブレーメン戦は勝ち点3が必要不可欠となるが、果たしてトゥヘル監督はどのような選手起用を行うのだろうか。

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