衰え知らずなC・ロナウドはまたEUROを制する? 驚異のゴールラッシュに「来年EURO2016の再現を目撃するかも」

今もポルトガル代表のエースを務めるロナウド photo/Getty Images

EURO予選でも得点量産

EURO2024予選・グループJで7戦全勝、27ゴール2失点と圧倒的な強さで本大会出場を決めたポルトガル代表。その中心には、今も38歳のFWクリスティアーノ・ロナウドがいる。

ロナウドは今冬にサウジアラビアのアル・ナスルに移籍しており、欧州5大リーグを離れたことで代表チームでの影響力も弱まるとの見方もあった。昨年のワールドカップ・カタール大会が最後のメジャートーナメント挑戦と考えていた人もいるだろう。

しかし、カタール大会終了後よりポルトガル代表の指揮官に就任したロベルト・マルティネスはロナウドの招集をやめなかった。EURO2024の予選でもロナウドを起用し続け、ロナウドもベルギー代表FWロメル・ルカクに次いで予選得点ランク2位となる7ゴールを記録している。
ポルトガルといえば、ロナウドを中心としたチームでEURO2016を制している。データサイト『WhoScored』は、来夏の本大会でもロナウド中心のポルトガルが欧州の頂点に立つ可能性があると指摘する。

「2022年のワールドカップが終わり、その後もロナウドが代表チームにこれほどの影響を与えること予想した人はほとんどいなかっただろう。代表監督のマルティネスはワールドクラスのタレントが揃うポルトガルにふさわしいエキサイティングなサッカーを展開しており、ロナウドもポルトガルの最前線でチーム最多得点をマークしている。サッカーファンは来年ドイツの地でEURO2016の再現を目撃するかもしれない」

EURO予選ではスロバキア、ルクセンブルク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アイスランド、リヒテンシュタインなど格下中心の戦いではある。それでも、得点を重ねているロナウドの能力は見事で、今のポルトガル代表からロナウドを外すプランは存在しない。マルティネスがロナウドの力を引き出し続けるならば、本当に2026年のワールドカップもロナウド体制で戦うことになるかもしれない。

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