宮澤ひなただけに注目するのは違う スウェーデンのDFが語るなでしこの脅威「彼女たちは全員の息が合っていて……」

なでしこの攻撃はベスト8でも爆発するか photo/Getty Images

日本は全員がゴールを奪える

なでしこジャパンVSスウェーデン女子代表のFIFA女子ワールドカップ2023・準々決勝の戦いが迫っている。

事前の予想としては、4試合で14ゴールと攻撃陣が爆発している日本がボールを動かし、スウェーデンが粘り強く守る展開になるだろうか。

そのスウェーデンの守備を統率する29歳のDFマグダレーナ・エリクソンは、日本の組織的な攻撃に警戒感を強めている。日本では得点ランク首位となる5ゴールを挙げるMF宮澤ひなたが印象的だが、エリクソンは宮澤ばかりに注目してはダメだと主張する。
「チーム全体が脅威だと思う。日本の場合は誰か特定の選手に焦点を当てるのではなく、チーム全体を見ることが重要。日本代表で最も印象的なのは、フィニッシュを誰がこなすのかはあまり重要ではないということ。彼女たちは全員の息が合っていて、非常に明確なプレイスタイルを持っている」(英『BBC』より)。

スピードが武器の宮澤をスペースに走らせるパターンはなでしこジャパンお得意のパターンではあるが、それだけではない。全員でボールを動かし、空いたスペースをチーム全員で使っていくイメージだ。ベスト16のノルウェー戦で得点を決めたDF清水梨紗のように、ウイングバックの位置からゴール前へ顔を出してくる選手もいる。

スウェーデンはベスト16で女王アメリカ代表の攻撃を無得点に抑え込んでおり、守備には自信があるはず。それを日本がどう崩すのか。ベスト8屈指の好カードが始まる。

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