なでしこの前に危険な守護神 アメリカを封じた鉄壁を打ち破るべし「彼女たちのシュートを止めたい」

スウェーデン代表の守護神ムショビッチ photo/Getty Images

女王アメリカを撃破した立役者

ここまで4試合を戦って14ゴール1失点と圧倒的な成績でFIFA女子ワールドカップ・ベスト8まで駒を進めてきたなでしこジャパン。

ベスト8の相手は女王アメリカを撃破してきたスウェーデン代表だが、警戒すべきはアメリカ戦で11本もセーブを記録したGKゼムラ・ムショビッチだ。

スウェーデンはアメリカの猛攻を何とか防ぎ、120分間を戦い抜いてPK戦の末にベスト8進出を決めた。その立役者こそムショビッチであり、勢いに乗るムショビッチには警戒が必要だ。
米『ESPN』によると、ムショビッチも日本のことを警戒しており、多くのシュートを打たれる展開になるだろうと予想している。

「日本戦でも集中し、スイッチを切らないことが重要。彼女たちのシュートを止めたい。彼女たちは本当に優れた個の力を持つ選手たちが揃っていて、特にフィニッシュの部分はクオリティが高い。難しいゲームになるとは思うけど、不可能なことは何もない」

ここまでのなでしこジャパンは5ゴールと波に乗るMF宮澤ひなたを中心に、フィニッシュの部分が安定している。スウェーデン戦もそれを継続したいところで、決定機を決め切れない展開となれば嫌なムードにもなりかねない。

アメリカを無得点に抑え込んできたスウェーデン守備陣を崩せるのか。優勝を目指すなでしこジャパンにとって最大の壁かもしれない。

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