スコットランドは簡単じゃない 絶賛されるべき古橋の“27ゴール” 「900万ユーロの5倍の金額から話を」

セルティックで大活躍の古橋 photo/Getty Images

セルティックでもゴール量産は簡単ではない

右足を痛めた影響で50分間のプレイに留まったが、27日に行われたスコットランド国内リーグ最終節のアバディーン戦にてセルティックFW古橋亨梧は2ゴールを挙げる活躍を披露。得点数を27まで伸ばし、今季リーグ戦を締めくくった。

セルティックはまだ6月3日のスコティッシュ杯決勝・インヴァネス戦を残しているが、気になるのは古橋の今後だ。スコットランドで得点力は十分すぎるほど証明しており、今夏のステップアップにも期待がかかる。

セルティックでプレイする古橋やMF旗手らに関しては、スコットランド国内リーグの競争力を疑問視する声もある。スコットランド国内リーグは実質セルティックとレンジャーズの2強状態となっており、それも今季はセルティックが序盤から独走していた。古橋が決めたリーグ戦27ゴールの受け取り方は人によって分かれるかもしれない。
だが、英『Football365』はもっと高く評価されるべきと古橋を絶賛する。ゴール前での動き出しや得点感覚はトップレベルとの評価で、セルティックはもっと高額な移籍金オファーを要求すべきと主張する。

「DFたちは彼をマークするのがいかに難しいかをよく口にしている。古橋はマーカーと並走しては止まり、方向を変え、空いたスペースへと顔を出す。そして一見簡単そうに見えるゴールを決めてしまう。スコットランドだから簡単と考える人もいるだろう。実際にスコットランドでは常に2強のレースだ。だが、試合がいかに競争的かを理解していない。セルティックはポゼッションを支配することが多いが、そのぶん密集した相手の守備を突破する必要がある。その中で古橋は素晴らしいパフォーマンスを見せている。彼にはトップストライカーに必要なすべてが備わっていて、普段スコットランドのサッカーを見ない人も衝撃を受けるだろう。彼の市場価値は900万ユーロと評価されているようだが、この5倍の金額から話を始めよう」

堅守速攻のリアクションサッカーに合うかは分からないが、エリア内での動きが天下一品なのは確かだ。5大リーグにトライしてほしい選手だが、世界は今季の古橋をどう評価するだろうか。

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